若き詩人が恋人の実家を訪れ、両親や姉と初対面する。差しさわりのない会話は、やがて本音の応酬となり、予想もしなかった結末へ。
父親は裕福なのに…
若い詩人のドンファは、恋人のジュニを実家まで送り届ける。初めて目にする家の立派な佇まいに驚嘆するドンファだったが、そこにジュニの父親が現われ、家に招き入れられる。
気さくな父親は、ドンファに愛想よく話しかけ、ドンファも父親との対話を楽しんでいる風。ただし、それはあくまで娘の恋人と父親との間に交わされる上辺だけの会話に過ぎない。

ドンファの中古車を過剰なまでに誉めたあげく、乗り込んで運転してみたり、ドンファ同様に詩を書く妻の才能を絶賛したり。無遠慮で謙遜を知らない父親のキャラは、控え目なドンファとは対照的。
ブルジョワ風な暮らしぶりも、簡素な暮らしを旨とするドンファとは正反対だ。とても反りが合うとは思えない。
父親ばかりではない。定職をもちながら詩作する母親も、実家に引きこもって伝統楽器の伽耶琴(カヤグム)を弾いている姉のヌンヒも、ジュニの家族はいずれもドンファの生き方に違和感を抱いている。